ナイジェリア、中間層への期待

Financial Times 紙9/27/2011は、ナイジェリアは腐敗や暴力、貧困に悩む国であるが、アフリカの中でも中間層の拡大が見込める国であると報じている。ナイジェリアの中間層は3,700万人で、まさに消費を待っている。
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ロシアの投資銀行Renaissance Capitalの調査によれば、向こう1年で900万人以上が電子レンジを買う予定で、800万人以上が洗濯機を買うことになっているという。同社によれば、事業機会はあるという。

まず、ナイジェリアにはきちっとした大型販売店が少ない。中間層へのアンケートによれば、73%が青空市場を、62%がコンビニエンスストアーを利用するという。明らかに大型販売店の参入の余地はありそうである。そこで、白物家電やその他家電を販売することで利益は上がると見られる。
ナイジェリアの人口はこの10年間で30%以上の増加で、1億1,900万人から1億6,000万人となっている。この内の23%の中間層が拡大している。潜在的需要は大きい。

中間層の住宅購入の需要は大きい。現在、68%の人々が賃貸住宅に暮らしており、融資へのアクセスもあまりない。Renaissance Capitalの調査では、67%の人々は土地や住宅の購入のために貯金をしているという。

また36%の人々は教育のために貯金をしているという。中間層の半分は、子供を外国に留学させている。また、通信については、携帯電話の普及は53%で飽和気味であるが、インターネット接続率は48%であり拡大の余地はある。

銀行・金融分野は可能性がある。78%が銀行を信用しているが、彼らは銀行を融資と言うよりも預金する場所と見ている。16%のみが融資を申し込んでおり、また、クレジットカードの使用は9%である。しかし、ナイジェリア人の企業家精神は旺盛で、20%の人が向う1年で事業を開始したいと答えている。

ナイジェリアのGDPは、過去10年で5倍の2,470億ドル(約19兆円)となった。平均成長率は8.6%である。Renaissance Capitalの予想では今後、二桁台の成長も見込まれ、2016年までにGDPが4,600億ドル(約35兆円)になる可能性があるという。

アフリカ開発銀行によれば、2030年までにアフリカでは、低中間所得者が半数を超えるという。その中でも、エチオピア、南アフリカ、ナイジェリアは拡大が著しいとしている。

しかし、成長と成功を期待できるナイジェリアであるが、多くの問題を抱えており、70%の貧困率は問題である。宗教的な事情の共同生活体が、地域や政治的紛争を起こしている、4月の選挙の余波で800人が死亡することにもなっている。(by ナイジェリア株ドットコム)



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by nigeria-kabu | 2011-09-28 11:53  

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